ABOUT

2010年、音楽大学を卒業した 20 代の金管奏者が集まり結成された。 伝統と革新をテーマに、音楽という答えのないものに対して、様々な可能性を考えて、沢山の方向性を見つけていこう。“ゼロから新しいモノを生み出せる”という思いが、結成時の団体名「Brass Ensemble ZERO」に込められている。 結成当時より、ブラスアンサンブルのオリジナル作品を定期演奏会のレパートリーの中心に据え、多彩なプログラムを組んでいる。これまでに取り上げた主な作品は、モンテヴェ ルディ、バッハ、へンデルなどのバロック時代のアレンジ作品。 シベリウス、ヒンデミ ット、ストラヴィンスキーなどの有名作曲家が書いた金管アンサンブルのオリジナル作品。クセナキス、武満徹などの現代作品。パーカー、リチャーズ、へイゼルなどフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルの作品等。
2015 年には定期演奏会第 5 回を記念して、世界的トランペット奏者、ラインホルト・フリ ードリッヒ氏、ピアニストの竹沢絵里子氏をゲストに招いて共演。京都、上田、東京の3都市でツアーを行う。2人の音楽性に感化され、アンサンブルの演奏水準を一層引き上げ るとともに、演奏会を大成功に終えた。
2017年の第7回演奏会において、トランペット・ソリストのイエルーン・ベルワルツ氏を迎えて共演。氏のアイディアの下に、映画音楽を中心にしたプログラムで公演を行う。 「イエルーン氏の素晴らしいテクニックと音色に観客は魅了され、Brass Ensemble ZERO はあたかもイエルーン氏がメンバーであるかの様に心地よいアンサンブルを聴かせてくれた」と好評を得る。この演奏会がきっかけとなり、初の CD「三文オペラ」が翌 2018年に リリースされる。
2021年、さらなる発展と活動の幅を広げるため、名称を Brass Ensemble ZERO Tokyo と 改めた。

メンバー
大西 敏幸〈トランペット:フリーランス〉
川田 修一〈トランペット:東京フィルハーモニー交響楽団首席〉
重井 吉彦〈トランペット:東京フィルハーモニー交響楽団〉
野田 亮〈トランペット:東京フィルハーモニー交響楽団首席〉
濱口 勝治〈トランペット:フリーランス)
岸上 穣〈ホルン:東京都交響楽団〉
青木 昂〈トロンボーン:読売日本交響楽団首席〉
越智 大輔〈トロンボーン:群馬交響楽団〉
東川 暁洋〈トロンボーン:藝大フィルハーモニア管弦楽団〉
黒金 寛行〈バス・トロンボーン:NHK 交響楽団〉
柳生 和大〈チューバ:日本フィルハーモニー交響楽団〉